スプロケの交換

リアサスが柔らかいので車高を調整してもスイングアームとチェーンが接触するので、スプロケも前後共に大きくする事にしました。


ドライブスプロケットに18Tを入れる

中華エンジンでも、通常では17Tまでしか入りませんが、ミッションケースとジェネカバーを削って、ドライブスプロケに18Tを入れる事にしました。

ジェネカバーは失敗しても交換すれば良いのですが、ミッションケースを削るのは失敗は許されないので、慎重になります。

削るのは2カ所で画像は既に18Tが入っていますが、赤い辺りをディスクグラインダーで削ります。

回してもチェーンが当たらなくなるまで、様子を見ながら少しずつ削ります。


スプロケの表裏は凸を内側にしないとチェーンラインが出なかったので、内側にしました。

●今回使用した18Tスプロケ⇒キタコドライブスプロケット 18T 415



チェーンも変える

チェーンの長さが足りないのでチェーンの交換も必要ですが、中華モンキーでは最初428のチェーンが付いていますが、交換用のスプロケは420の選択なので、そのままでも問題無さそうですが、チェーンも420にします。

420チェーンで125cc以上の排気量に対応しているチェーンを選ぶ必要が有り、中華なのに高価な420としてはハイグレードチェーンを選択する事になります。

また、スプロケの選択が自由にできる様に、チェーンを長めにしておく必要も有り110Lを購入しました。シールチェーンではないのですが、評判の良いメーカーのD.I.Dにしてみました。

●今回使用したチェーン⇒D.I.D  420NZ3 SDH-110RB G&G [ ゴールド ] 


ドリブンスプロケット


チェーンの長さに余裕を作るので、リアのスプロケは30Tか31Tが良さそうだと思いながらも、最初のドリブンスプロケットの選択は32Tにします。

ドリブンスプロケは表と裏があって、ハブの所がへこんでいるのですが12Vでは通常見える様に表にします。中華モンキーもここは同じで表になります。



●今回使用したスプロケ⇒キタコドリブンスプロケット 32T 420 モンキー

スプロケットの交換は

18Tのおかげでチェーンがスイングアームに干渉する事も無くなり、1速も使い易く、加速感も個人的に十分な程度残っていて乗り易くなりました。R29Tも試しましたがハイギヤ過ぎて加速感を失いました。

ギヤ比ではF18T R32TはF17T R29Tよりもローギアの設定なので、F18Tのする意味はあまり大きく有りませんが、巡航速度域ではもう少しエンジンの回転を下げたい気もするので、その内に30Tと31Tを試してみたいと思っています。そうすればF18Tの意味も出てきます。

定番のボルト緩みトラブル

実はその後に、中華モンキーの定番トラブルの一つである、スプロケのボルトが緩んで走行中に飛び出して来ました。幸い異音に直に気付いたので大事には至りませんでした。

多くの中華モンキーブログで見かけるトラブルですが、締め方甘いんじゃないの?点検怠らなければ大丈夫でしょ?と思っていたら・・・本当に緩むんだ!と体験しました。

スタットボルトにするのが定番の様ですが、ゆるみ止めをHONDA純正に変え、ボルトにロックタイトを使用し、組み付けてみました。

HONDAのゆるみ止めは中華のゆるみ止めと比較すると素材も異なり、厚く、ナットを2方向から支持して緩み防止をしてくれます。

トラブルを避けたいなら、安いので再利用はしない方が良いと思います。




●使用したゆるみ止め⇒ホンダ純正ギャ緩み止め





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