慣らしと不具合の調整


走行距離も450kmを超え、慣らし運転も中盤に差しかかりました。

写真はエキパイを適切に取り付けマフラーが下がった状況が分かります。(一つ前の投稿でマフラーの不具合は紹介しています)

現在、やっと順調になりましたが、ここまでの道程も色々有りました。

不具合ですが、先ずは一番苦労したのは

オイルクーラー

取り付け位置で悩まされる

オイルクーラーを取り付けましたが、ヘッド周辺からオイル漏れで5日間も悩まされる事になりました。先ずはインテーク前に取り付けると、オイルクーラーが邪魔でエンジン周りが触れなくなり整備できません。

ライト下マウント

そこでステンレスのライト下マウントを注文すると、中華モンキーのハンドルポストはマウントの取り付けホールとのピッチが合わずそのままでは付きません。

結果フェンダーと共吊りになり、オイルクーラーがライトよりも前に出るし、クーラーがライトとフェンダーと干渉するので、ゴムのクッションを用意し、振動対策を施す必要が有ります。

フェンダーも前が下がり変な角度になります。そんなまともに付かないマウントが、日本製だと割高なのは納得がいきません。HONDAモンキー向けのパーツなのかキットバイク向けなのか?混ぜられてWebでは販売されているので、見ただけでは分かりません。

オイルクーラーキット付属のステンレスホースも短い方の長さが足りません。50cm程度のホースが別に必要です。取りあえずタペットキャップのホースを外してオイルクーラーに回し、タペットキャップのブリザーホースを発注します。

ライト下ステー発注時にホースの長さ大丈夫か?と心配だったのですが、案の定な結果ですが、オイルクーラーの販売ページにはライト下ステーが紹介されているのだから、ライト下ステーにした場合のホースの長さの注意事項が書いてあれば一度に注文できるのに。

パーツがまともに付かないのはこれだけではないのですが、キットバイクの中華モンキーへの不信を招くのは、間違えて買ってくれれば儲かると思っているか?の様な、不親切と言うのか不適切と言うのか、説明不足な販社の姿勢が原因でもあると思います。


そしてオイルクーラー取り出し口のオイル漏れ

オイル漏れ1日目

試走に出かけると4Km先のファミマの駐車場に乗り入れると、オイルが漏れていて白煙に包まれます。

信号で止まらなかったのでオイル漏れに気付かずに4Kmも走ってしまいました。後ろの車がやけに離れ、車間をとると思っていたのですがこれが理由でした。

ヘッド周りのボルトやホース固定用のバンドを再び締め込んで見るも問題は無く、オイル残量を確認するとゲージ下限でオイルがまだあったので直に自宅に引き返します。

オイル漏れ2日目

取り出し口(サイドパネル)のホース接続部のワッシャーに液体ガスケットを塗りホースを接続。翌日、試走するとまだ洩ります。


オイル漏れ3日目

何処が原因か分からなくなり、パネルを外すとネジ穴周りに僅かにバリが残っていたので、オイルストーンで磨き新しいガスケットに交換し、液体ガスケットも薄く塗り、十分すぎると思われる対策を行い取り付けました。

オイル漏れ4日目

再び試走すると、垂れない程度に極僅か、指で触ると分かる程度ですがオイルが漏れます。もう訳が分かりませんが帰宅して良く観察すると、取り出し口(サイドパネルの3本のボルト止め)中央のボルトのアルミワッシャーの周りから漏れています。

何の為のアルミワッシャーだと思いながら、液体ガスケットを塗り組み付けました。

オイル漏れ5日目

再び試走でオイル漏れが止まった事が確認できました。
車体とエンジンの整備で合計3日で仕上げたのに、オイルクーラーのオイル漏れで5日間は長かった。

しかも原因はマージンが大きかったので、ボルトを締め込んだ時にセンターになる様に注意して取り付けたはずの銅ワッシャーとアルミワッシャーでした。近いうちにこのワッシャー達は他の製品と入れ替えるつもりです。


ここまではオイルクーラーの問題です。

  ↓ 中華モンキーのトラブルはここから ↓  


その他パーツの不具合

タンクキャップ破損

2回目の給油で、タンクキャップの鍵カバーを開けると、そのままカバーが取れました。

タンクのオマケだと思えば良いのですが、モンキー純正タンクとはタンクの口が異なるので、新たに中華タンクキャップを購入する必要が有ります。



購入したのは付属品よりもグレードアップしたタンクキャップですが、耐久性が良さそうには見えません。

●購入したタンクキャップはこちら⇒ミニモト 燃料タンクキャップ&キー2本セット

タンクキャップを交換するとキーが増える事になり使い難くなります。
と思ったのですが、元々の鍵がマスターキーになっていて、新しいタンクキャップも開ける事ができました。逆にタンクキャップに付属していたキーでは当然シリンダーキーは回せません。


工具入れの紛失

車体の工具入れに付属工具を入れておいたのですが、何時の間にか無くなるとの評判通り、何時の間にか消えていました。リアタイヤがヒットしたのでしょうが、予め別に用意しておいた車載工具を入れておかなくて良かった。

これは、モノサスのサスペンションが柔らか過ぎるのが原因ではないでしょうか?スクーターのサスを使い回しているのだと思いますが、サスも駄目なので何れ他の製品と変えようと思っています。


ミラーステーの曲がり

片側のミラーのステーが曲がっていたので、これは力技で直しました。


ウインカーリレーの故障

ウインカーリレーが故障しました。仕方なく電球用のリレーを付けますが当然ハイフラになりますので、リレーを購入する必要が有ります。

このリレー台湾製の高品質の耐久性のあるパーツとして販売されている様ですが、ネットでは1日で壊れるなど、直ぐ壊れると評判で、信頼できないので当然、違う製品に変えます。

その後、南海部品で安いLEDウインカー対応のリレーを購入しましたが、点灯しませんでした、デイトナのウインカーリレーは対応しているとの情報も有りますが、無駄に高い気がするので、別なリレーを購入してみたいと思っています。

●ウインカーリレーの記事は⇒こちら


中華は粗悪品と言われているけど

トラブルのオンパレードの様に見える方も居るかもしれませんが、オイルクーラーのトラブル以外は、交換が必要なパーツを交換しているだけす。

目標売価だけを目指して作った中華パッケージで販売(横流し)するから問題が出るのは当然です。パソコンの様に仕様をユーザーが選択できる様にすれば、余計なお金を使わされた感覚も少なくなるはずなのでは?


と言いつつも

今、付いているものを外して新しいものに交換するのは簡単ですが、全く新しいものを取り付けるのは素人には難しい。

一番安い交換必要なパーツを付けておくのは悪い事では無いと思います。ただし、多くの部品を交換する必要が有るキットバイクの価格が高く感じます。


せめて主要パーツは満足できるものを付けておいて欲しい

まあ、どの様にカスタムしたいのかはユーザー毎に異なるので難しいと思いますが、フレーム、スイングアームとフロントホーク位は、使い続けられる製品をパッケージしてくれたら良いのにと思います。


それなら一から単品で購入すれば良かった?

上記の様なトラブルに対処してると、時間は浪費するし、直に車両価格含め15万超えるので、これなら単品購入すればスイングアームとフロントホークをちょっとアップグレードして、不要なパーツ購入も無く、ステンレスボルトを使って組めたんではないかと思います。

まあ、そんな方法は現実的には完成までに長期間かかっても良い人だけで、ボルトやナットを揃えたり、パーツが合わなくて削りまくったりして、それはそれで労力も場所も必要です。


次はモンキーはパーツ単品購入で

好きなパーツを単品で集めて、自分で一から組み立てよう!と中華モンキーが来たばかりなのに早くも次のバイクの事を考えています。が、それは情報集めも必要で、随分先の事になるのではないかとおもいます。


まあホンダのモンキーを購入しても

カスタムしたら殆ど社外パーツになっていたのは良く聞く話で、エンジン弄って壊して、修理したけど純正エンジン壊したくないので、代わりに中華エンジン乗せて、大きなエンジンを乗せようとするとロングフレームが必要で、ジェネレーターとハーネス、タンク以外は何も残らない可能性もあります。


と言う事で

中華キットでも、パーツ単品でも、ホンダ純正でも、何れの時点でどの程度のコストを発生させるのか、どの様なトラブルを選ぶのかだけの違いなので、好きな方法を選べば良い様な気がするので、好きな方法で自由に楽しめば良いのではないでしょうか?

ただし、そう言えるのは、自分で何でもやるぞ!と思う人だけが対象です。

そもそもメンテナンスし易く、バイク屋との付き合い不要で、殆どのパーツが通販で手に入る、軽い車体のモンキーを選んで、メンテナンスをバイク屋任せにする、そんな方は、モンキーを選ぶ必要も無く、また中華を選ぶ必要も無いのだと思います。

中華モンキーを選べる人の資質と必要な覚悟を記したまでで、モンキーをバイク屋任せでメンテしてはいけないと言う事では有りません。


中華エンジンについて

多くの情報がネットで確認でき、大変助かっています。オイル漏れなどは簡単に直るので、修理対応して、大きく壊れたら安いので買い替えでエンジンは使い捨て、もしくは次のエンジンのパーツ取りで使用する予定です。

カブの方のロンシンは既に、3,000km走行していますが、目立った不具合はなく、シールからのオイル漏れもありません。エンジン始動の時にクラッチが多少滑る時が有る程度なのと、当初からオイル下がりは発生していますが、排気は白煙が見える程ではないのでまだ大丈夫そう。

今の所、中華エンジンは馬鹿みたいに常に全開走行しなければ長持ちしそうな印象です。


中華モンキーの入手方法

中華モンキーの販売先を検索して訪問される方もいる様なので、このページをここまで読んでも、尚、購入先を探されるのであれば中華モンキーを購入されても大丈夫と思われるので入手先をご紹介します。

中華モンキーの名称はキットバイクとして販売されています。
入手先はヤフオク、ミニモト、田中商会が一般的だと思います。パーツやエンジンも販売されています。

キットバイク入手先

●安く入手したいなら>>ヤフオク!
ヤフオクでオートバイ車体のカテゴリーでキットバイクを検索すると中華モンキーなどが見つかります。
見つけられない人は検索例を参照ください>>キットバイク

●ミニモトは>>こちら ●田中商会は>>こちら

中華でもメンテもしてくれるバイクショップ

エンジンをメンテしてから納車してくれるバイクショップもあります。
エンジンと各所調整で3万円〜だったと思います。
●オートショップドリームは⇒こちら
●オートショップドリームではブログでエンジンメンテ等の状況を詳しく紹介しています。
オートショップドリームのブログは⇒こちら

パーツ等を販売しているショップ

●GMモトは⇒こちら
●モダンワークスは⇒こちら
●中華エンジンパーツネット⇒こちら
●ヒロチー商事は⇒こちら
●オートパーツフェニックスは⇒こちら

Amazonや楽天でもパーツ購入できる

アマゾンでは最近流行りのローダウンされたキットバイクが販売されています。

最新-5cmローダウン済+6cmロンスイカスタム70CCキットバイク







その他Amazonや楽天でもパーツやエンジンは購入できます。
●ゲットワンAmazonは⇒こちら 楽天は⇒こちら
●ミニモトAmazonは⇒こちら

その他にバイクパーツ通販ショップでも中華パーツは普通に扱われています。
GBP楽天市場支店
ウェビック 楽天市場店






バイクブロス